キッチン選び 3
普及価格帯の商品と、高価格帯の商品(シリーズ)の価格の差についてです。
まず、定価設定の説明から、
キッチンやユニットバスなどの住宅設備は、一般的に定価設定が高く、お客様が何も知らずにショールームで展示されている商品の価格を見ると、その高さに驚かれます。
弊社は、お客様をショールームにご案内する場合は、あらかじめ商品の掛け率を提示しています。
掛け率とは、定価に対して実際に商品が購入できる割合のことです。
例えばですが、普及価格帯の商品の掛け率を定価の50%(仮にです。)で見ておいてくださいね、とあらかじめ連絡しておくのです。
そうすれば、キッチンの換気扇をお選びになる際などに、商品の定価の差が50,000円だとすると、実際には25,000円の差額となるので、商品の価格差と品質差を比較しやすくなります。
定価だけで判断すると、便利そうな商品があり、これにしたいなと思っても、高いのでやめておこうかと、なってしまいます。
この掛け率なのですが、
多くのメーカーでは普及価格帯の商品より、高価格帯の商品の掛け率を高く設定しています。
普及価格帯と高価格帯の商品(シリーズ)で、それぞれ同等の商品を選んでいただくと、定価での価格設定もほぼ同じになります。
ところが、実際に購入できる価格は高価格帯商品がかなり高くなります。
言い換えると、メーカーは高価格帯の定価設定を低くしているのです。
ショールームでは、やはり高価格帯の商品が魅力的に見えてしまいます。高価格帯の商品は品揃えも豊富です。
メーカーはその高価格帯の商品(シリーズ)にお客様を誘導するために、あえてそのような価格設定にしているようです。
商品の掛け率はどのシリーズでも同じに設定してもらえれば、お客様もわかりやすいと思うのですが、、、
ショールームに行かれる際には、商品の掛け率を前もって聞いておいてくださいね。