住吉区を散策しました。
せっかくの休日も、コロナ禍で緊急事態宣言が発令されているので遠出はできず、住吉区を散策してみました。
写真は大阪市の地域遺産にも指定されている「木下家住宅」です。住吉大社の東側、閑静な住宅街に静かに佇んでいます。江戸時代末期の町屋建築で、築200年近くになると思うのですが保存状態の良さには驚かされます。
二階部分(小屋裏?)に見える漆喰の格子は、虫籠窓(むしかごまど)と呼ばれる採光、通風のための窓です。江戸時代から明治初期にかけて、近畿地方の町屋によく見られる窓の造りだそうです。
屋根には神社仏閣で見られるような丸瓦が整然とならべられており、建物全体が平面的にならず、しっかり落ち着いて見えます。ほんとうに美しい建築物です。建築された方々の熱意がひしひしと伝わってきます。
住吉の新たな発見でした。コロナ禍が少し落ち着くまで、しばらく住吉区を歩いてみたいと思っています。