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京都 三十三間堂

久しぶりの休日が取れたので、京都市東山区の三十三間堂(正式名称:蓮華王院本堂)を訪問しました。境内の桜も七分咲き、少し肌寒さを感じる中、お花見も楽しむことができました。

建物内は写真撮影できなかったのですが、千体千手観音像にはいつも圧倒されます。

また、見上げると天井部分には巨大な梁が横たわり、その上に整然と並ぶ、垂木と漆喰のコントラストの美しさには驚嘆です。

そして、何よりも驚かされたのは、建物下に「版築」と呼ばれる人工の地盤が存在していることです。回廊に掲示してある、”建物の説明”にその記載がありました。

柱を支える束石(現代建築の基礎)の下に、粘土と砂を何層も重ねた地盤が造られているのです。地震の際は、その層が揺れを吸収してくれる、いわゆる免振です。その「版築」のおかげで、同じ時期に建築された周囲の建物が、地震等で倒壊する中、三十三間堂は現在までその姿を残しているとのことでした。

およそ800年前に建立された建物に、そのような工法が使われていることに驚きです。

参拝後は、鴨川沿いのタイ料理の店(キンカーオ)でランチを頂きました。妥協しない本格的な味付けで、窓から広がる鴨川、京都の山々の景色といっしょにとても美味しくいただきました。

久しぶりの京都を楽しみました。

 

 

 

 

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